社員インタビュー #3career interview 03

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アルバイトから未経験でIT業界へ飛び込み、現在はチームリーダーとして活躍する大川さん。30代という年齢的なハンデを感じながらも、職業訓練や資格取得で自信をつけ、システムエンジニア(SE)として入社しました。
現在入社9年目を迎えた大川さんに、30代未経験で転職を成功させるために努力したこと、入社後の苦労ややりがいなどについて詳しくお話を伺いました。

大川 介士さん
 職種:システムエンジニア(SE)
 雇用形態:正社員
 経歴:アルバイト → SEとして入社
 ※所属・役職は取材時点の情報です。


前職で使用していたデザインツールをきっかけに芽生えたIT業界への興味


──まず現在のお仕事について教えてください。
今はReactやGraphQLといったWeb開発で使われる技術を使いながら、お客様向けのWebアプリの開発をしています。

──前職の業務はどのような内容でしたか。
前職はチケットや雑貨販売のアルバイトをしていました。現在とはまったく異なる業務で、それ以前もIT業界で働いていた経験はありませんでした。

──未経験でIT業界を目指そうと思ったきっかけは何だったのですか?
前職の業務でポップやチラシを作る機会があって、そのときにPhotoshopなどの画像編集用ソフトを使っていたんですね。そこでツールの仕組みに興味がわき、IT業界に関心が生まれました。
その後アルバイトを退職して、どのような仕事なら将来長く続けていけるかを考えたときに、ものづくりができる業界がいいなと思ったんです。それでIT業界を選びました。当時お付き合いしていた方、今の妻なのですが、彼女から「ITの仕事は向いていると思うよ」といった後押しがあり、未経験でしたがSEを目指そうと決めました。

「30代未経験」の不安を戦略で乗り越える。半年の学習で生まれた自信


──未経験でIT業界に飛び込むのは勇気が必要だったのではないでしょうか?
そうですね。未経験であるうえに年齢も30歳を超えていたので、そのままの状態で就職活動を始めようとは考えませんでした。前職を退職後、失業保険を受給しながらハローワークの職業訓練に応募して、3カ月間Javaのプログラミングを学びました。でも、それだけでは転職活動をして採用されるビジョンがあまり見えず……。
職業訓練を受講し終わった後、さらに3カ月かけて自分で学習を続け、Javaの資格を取得しました。資格を取ったうえで、採用面接を受けたという流れです。振り返ってみると、未経験ではありましたが、面接を受ける前に学習を進めて資格を取得するといった対策をとっていたことが採用につながったのかなと思います。

──未経験や年齢といった不安要素をカバーできるよう、戦略を立てて転職活動に臨まれたんですね。
はい。もっと若ければ資格取得も考えず、気持ちだけで進んでいたかもしれません。でも当時の私には就職活動自体の経験もほとんどなく、面接を受けた時点で34歳になる年だったこともあり、資格取得は採用されるための必須条件だと考えました。何もないまま面接を受けようとは思いませんでしたね。

──具体的にはどのような資格を取得されたのですか?
Oracle認定Java資格(Oracle Certified Java Programmer)のシルバーです。ブロンズ、シルバー、ゴールドと3段階があり、ブロンズは基本的には教則本を読んで学習すれば取れる入門レベル。それに対してシルバーは、実践的なプログラミングスキルをある程度証明できるレベルだと感じていました。転職活動で自分をアピールする武器として考えたときに、シルバー以上でないと熱意は伝わらないと考え、一段階飛ばしてシルバーを取得しました。

──半年間の学習は大変だったのではないですか?
内容としては難しかったのですが、夢中になって学習を進められたので、途中でやめたいとは思いませんでした。自分で書いたコードで実際にものを動かせた瞬間がうれしかったのを今でも覚えています。

唯一の武器は「やる気」。熱意が呼び寄せたイレギュラーな採用プロセス


──面接で印象に残っている質問や、採用されるために意識した点を教えてください。
前職がアルバイトであり、業界未経験だったので、投げ出さずに取り組んでいけるかどうかを面接では重点的に聞かれました。そこで「SEの仕事をしたい」といった熱意を伝える証明になったのが、面接前に取得していた資格です。厳密には、資格そのものよりも、取得するために学習を積み重ねてきた姿勢や努力を評価していただけたのかなと感じています。話すときは面接官の目を見て、強く鮮明に伝えることも意識しました。

──面接を受けて、すぐに正式採用となったのですか?
いえ、私の場合は少し特殊な流れだったと思います。すぐ正式採用ではなく「未経験でもやる気があれば歓迎するので、まずはこの教則本の内容を学習して、2カ月後にもう一度来てください」と、パソコンとフレームワークの教則本をいただきました。私の意欲をくみ取って、学習するチャンスをくれたのだと思っています。

──イレギュラーな採用プロセスだったのですね。
そうだと思います。2カ月ほどの学習期間を経て仮採用となり、1カ月間実際の業務の一部を担当させていただきました。そこで職場のメンバーの方に「大川さんを残してください」と言っていただけたことで正式採用となりました。これは特殊なケースだとは思いますが、30代未経験であってもウェルカムな姿勢で受け入れていただけたので、努力し続けて良かったです。

かばんに教則本、移動中や帰宅後の復習。入社後も続いた学びの日々


──未経験のIT企業へ入社した後、苦労はありましたか?
入社後の苦労は多かったですね。周囲から「未経験とはいえ、やる気があって入社したのだから、できて当たり前」と思われてるのではないかと、個人的にはプレッシャーを感じていました。それが結果的に良い意味での緊張感となり、少しでも知識を増やしていこうとする働き方ができていたと思います。

──SEとして成長していくために、具体的にどのような努力をされましたか?
入社2年ぐらいまでは、業務の知識を蓄えながら、時間があればプログラミングを書いていました。教則本をカバンの中に入れおいて、移動中の電車や帰宅後に読んで復習したり、疑問に思ったことをスマホや本で調べたりといった時間をつくるようにしていましたね。

──転職前に思い描いていたような仕事ができるようになったのはいつ頃ですか?
最初のうちは、ログやソースを見て原因を回答する調査依頼などの簡単な仕事が中心でした。少しずつ改修の案件で部分的に作業を振っていただいて、そこから実際にプログラムを書く仕事ができるようになりました。3年目ぐらいで少し大きめのシステムの開発を任せていただいて、製造をしつつ仕様の把握をしていきました。現在は、プログラミングに比重を置いた仕事ができていると感じています。


入社5年目でチームリーダーに。メンバー育成に向き合う試行錯誤の日々


──現在はチームリーダーをされているとのことですが、任命された時期はいつ頃ですか?
今のシステムのリーダーを任されたのは、入社5年目のときぐらいだと思います。

──リーダーに任命された理由はどのような点にあると思いますか?
コードを書くことだけでなく、実装の背景となる仕様をきちんと理解していた点を評価してもらえたのかなと思います。当時、私の所属していたチームのリーダーと仕様について確認しながら進めていたときに、リリース後の保守フェーズで「当時の仕様はどうだったかな」と聞かれた際、内容を把握したうえで回答できたことがありました。
時間が経過したあとで質問されても説明できる状態まで全体を把握できるようになっていたので、リーダーを任せてもらえたのかもしれません。

──リーダーとして意識していることがあれば教えてください。
納期や難易度を考慮してメンバーに振り、納期が近づいたら私が巻き取る判断をしながら進めています。自分でやってしまう部分が多くなってしまった案件は反省しながら、次に活かそうと取り組む日々です。
今もリーダーとして正しく作業を振れている自信はあまりなくて、試行錯誤している段階ですね。自分だけが把握している状態だとどこかでパンクしてしまうので、徐々にメンバーにも仕様の理解を伝えていけるように取り組んでいきたいです。

未経験だからこそ、不安を自信に変える戦略を


──最後に、これから未経験での転職を考えている方へメッセージをお願いします。
未経験だと不安もあるかもしれません。でも、自分が目指す先に目標や意欲があれば、飛躍できると思います。ビジョンが少しでも見えれば、それが自信にもつながります。私も面接を受ける前に勉強にあてた半年間が自信につながって、それが面接でも反映されたと思っています。
未経験であっても、自分の中で自信がもてる部分があると思うので、それを武器にがんばっていただきたいなと思います。

──大川さん自身が、30代未経験でもIT業界で活躍できると証明されていますね。
そうですね。今は忙しさもありますが、それよりもやりがいをもって仕事ができています。30代未経験でも、やり方次第で転職を成功させられるとお伝えしたいです。

──本日はありがとうございました。

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